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親知らずの抜歯で発症しやすいドライソケットとは?

みなさん、こんにちは。
今日はドライソケットについてお話します。

ドライソケットとは?

抜歯

ドライソケットとは、抜歯後に出る症状のひとつです。

本来であれば、歯を抜いたところは血液が凝固してできる“血餅(けっぺい)”によって傷口がふさがれ、だんだんと歯肉がくっつき治癒します。
血餅は“かさぶた”のようなものなのです。

ところが、ドライソケットは傷口をふさぐ血餅ができず(あるいは、はがれてしまって)、顎の骨がむき出しの状態になり炎症を起こします。

ドライソケットで起こる症状

抜歯後の痛み

ドライソケットには特徴的な症状があります。

1つ目は、抜歯後の痛みが日に日に増していくこと。

通常の抜歯でも痛みはありますが、1~4日程でおさまります。
一方、ドライソケットの痛みはおさまるどころか日増しに強くなり、抜歯後1週間でもズキズキと痛みます。

2つ目は、抜歯した穴が白っぽく、イヤな臭いがすること。

通常は抜歯した穴は血餅でふさがれるため、色は赤黒くなります(血液の色)。
また、細菌に感染しているとイヤな臭いを発生します。

ドライソケットはどの歯にも起こる可能性がありますが、特に下の親知らずを抜歯した時に起こりやすいことがわかっています。
これは、下顎の骨は硬く緻密なため出血しにくい、つまり、血餅をつくるために十分な量の血液が運ばれてこないからです。

ドライソケットの治療法

歯科での治療

では、ドライソケットになってしまった時はどのような治療法があるのでしょうか。

まずは、抜歯した穴の洗浄と消毒をします。
穴には食べ物や雑菌等が入っているので、一度清潔にします。

そして、軟膏を塗布する、または、再掻爬(さいそうは)の処置になります。
再掻爬とは、正常に血餅がでることを期待して抜歯した穴に再度出血させる処置をすることです。
もちろん麻酔をしますが、患者さんのことを考えると再掻爬は避けたいものです。

強い痛みがある時は鎮痛剤、細菌に感染している(または、予防)時は抗生物質をお出しします。
鎮痛剤は痛くなった時、抗生物質は決められた期間飲み続けてください。

抗生物質は症状が良くなると自己判断で飲むのをやめてしまう方がいますが、絶対にやめてください。
症状がぶり返したり、菌に抗生物質に対する耐性ができてしまい薬が効かなくなります。

ドライソケットにならないために

抜歯後の注意

最後に、親知らずの抜歯を控えている方にドライソケットにならないためのアドバイスです。

血餅をはがさない、細菌を付着させないためにできること

・出血が気になっても何度もうがいをしない
・抜歯したところを舌や指で触らない
・抜歯したところを強く歯磨きしない

血餅をつくるのに必要な血液を届けるためにできること

・激しい運動や長風呂をしない(血流が良くなりすぎて止血できなくなります)
・タバコを吸わない(血流が悪くなるため)

読んでいただきありがとうございました。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2019/02/20

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