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2019.06.21

歯茎(歯肉)から出血…これって歯周病?

こんなときに歯茎から出血しませんか?

こんなときに歯茎から出血しませんか?歯磨きやデンタルフロスをした時、歯茎から出血することはありませんか?たまたま歯ブラシやフロスで歯茎を傷つけてしまったから、と歯茎からの出血を見なかったことにしてはいないでしょうか?乱暴に歯磨きやデンタルフロスをしない限り、歯茎から出血することはありません。歯茎からの出血は口の中からの大切なサインです。見逃さずに原因を考えてみましょう。

歯茎が出血する原因

大きな虫歯、合わない被せ物

大きな虫歯や合わない被せ物が原因の場合、特定の場所からの出血が特徴です。しかし、歯茎からの出血の前に大きな虫歯は痛みが出ますし、合わない被せ物も「合っていない」という自覚があるはずです。速やかに歯科医院を受診しましょう。

歯肉炎、歯周病

歯茎からの出血のうち90%以上は歯肉炎や歯周病が原因です。歯肉炎とは、歯と歯茎の境目(歯周ポケットと言います)や歯と歯の間にたまった歯垢・歯石が原因で歯茎が炎症を起こしている状態です。炎症が強くなってくると、歯ブラシやデンタルフロス等のちょっとした刺激で出血します。歯周病は、歯肉炎がさらに進行し、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)が破壊される病気です。放置すると歯槽骨がどんどん破壊されて歯がグラグラと動くようになり、最終的には抜け落ちてしまいます。30歳以上の約8割が歯周病であると言われているほど歯周病は身近な病気です。歯肉の腫れや出血以外に自覚症状はほぼなく、気が付いた時には歯が抜けてしまったということもあります。歯茎の腫れや出血は、症状は軽くても口からの大切なサインです。甘く考えず気が付いた時には一度歯科医院を受診しましょう。他に痛みなどがなくても歯茎の腫れ・出血だけでの受診も大歓迎です。

歯歯科での治療とセルフケア

歯科での治療とセルフケア 歯肉炎・歯周病の治療で大切なことはプラークコントロールです。たまった歯垢や歯石が原因の病気なので、徹底的に歯垢・歯石を除去しましょう。歯科医院では歯のクリーニングで歯垢・歯石を除去します。歯石は歯垢が固まってできたもので自分では落とすことができません。また、きちんと磨いているつもりでも磨き残しは誰にでもあります。磨き残しの多い部分や患者さん一人ひとりの歯並びに合った歯磨きの方法をお伝えしますので、ご自宅での歯磨きに是非お役立てください。ご自宅でのセルフケアのポイントはデンタルフロスです。歯と歯の間・歯と歯茎の間の歯垢は歯ブラシで落とすことはできません。通常の歯磨きにプラスして、1日1回はデンタルフロスを使いましょう。
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